ギタークリスマスコンサート2020 on Web. at Mori-no hall Hashimoto
新日本ギターアンサンブルとして初めてのオンラインコンサートです。
[Guitar Christmas Concert 2020 on Web. at Mori-no hall Hashimoto]
2020年12月20日。例年通り杜のホールはしもとで満員のお客様と「星の時間」をご一緒するはずでしたが、今回はコロナ感染症の状況を鑑み誠に残念ながら皆様をホールにお迎えすることを差し控えることに致しました。
しかし、このコンサートの意味を未来につなげるため、私たちは演奏会当日の20日にホールで演奏しそれを録画して公開することに致しました。
当初はクリスマスイブ24日の公開を目指しましたが、編集などの関係で大幅に遅れました。ようやく完成致しましたので是非お楽しみください。
※中央のをクリックすると、このページで再生されます。
※タイトル部分、再生中の右下YouTubeロゴをクリックすると、YouTubeで再生されます。
※再生中に右下をクリックすると、全画面表示になります。
プログラム
- 指揮者、小林徹の「クリスマス物語」
- バラ色のメヌエット/P.モーリア
- 歌の翼に/F.メンデルスゾーン
- 映画「マチネの終わりに」から、幸福の硬貨/菅野祐悟(ギター三重奏)
- 弦楽セレナーデ0p.22より第一楽章/A.ドヴォルザーク
- きよしこの夜/F.グルーバー
- きよしこの夜/F.グルーバー(歌あり)
- Three V/猿谷紀郎(新日本ギターアンサンブル委嘱作品 初演)
- ブラジル風バッハ第九番/ヴィラ=ロボス
演奏 新日本ギターアンサンブル
指揮 小林徹
YouTube 再生リスト
Youtubeでは、プログラムごとに分割した再生リストも公開しております。また、上のメニュー「クリスマス物語」「プログラム」から、各曲の解説と動画をご覧いただけます。併せてお楽しみください。
ご挨拶 ― 新日本ギターアンサンブル常任指揮者 小林 徹
晩秋を過ぎ、冬の足音が聞こえる季節となりましたが今年も恒例のクリスマスコンサートのお知らせを…
31回続けているこのお誘いですが、今年はいつも通りではありません。
COVID-19により人類の歴史は大きな転換点を迎えています。
「新しい生活様式」により私たちの日々は大きく変わりました。私も突然の変化に戸惑い、嘆き、怒り、失望しましたが少し落ち着いて歴史を振り返ってみれば、先輩人類は数々の困難に柔軟に対応し乗り越え今の繁栄を築き上げました。
すべてのことは「必然」であり「異常」ではないのです。
昨日までに囚われず「どうすれば今まで以上に豊かで幸せな人生を送ることが出来るのか?」そう考え、行動したからこそ今の私たちがあるのです。
さて、ではこのコンサートはどうでしょう?
今年は残念ながら杜のホールを満席にして下さる皆様と共に「星の時間」を楽しむことは叶いません。私たちは「必ず出来る!」と信じて今日まで開催方法を懸命に探ってきましたが、直近の状況を考えるとご来場の皆様と演奏者を我儘のために未知の危険に晒すのは避けねばなりませんので残念ながら皆様を会場にお呼びすることが出来ません。
しかしこのコンサートには継続する理由があります。
それは「聖夜物語」に込められた、人が人である最大の理由=「他者を思いやる心」。それを体現する芸術である音楽。そして「調和と万物の儚さ」そのものであるギターを通して作り上げられるアンサンブルの響きは「私たち人類の崇高なる営み」そのものだからです。
今回は新日本ギターアンサンブルと仲間たちによる特別な録画配信となります。
まさしく「一夜限りの」演奏会。でも次回に向けた大切な演奏会です。
今年は私たちと皆様の思いを共にWeb.上で「星の時間」をご一緒しましょう。
きよしこの夜をギターの調べに乗せて皆様と歌う日を信じて。
新日本ギターアンサンブル 常任指揮者 小林 徹